以前にご案内した、東洋グリーンの新ホームページでの『コラム』の掲載が始まりました。 (社員が手作りで入力してますので、ボチボチと、ですが・・・)
当面はこちらの『ブログ』も残しておきますが、いずれ、新『コラム』へ移行します。宜しくごひいきに、お願い申し上げます。
以前にご案内した、東洋グリーンの新ホームページでの『コラム』の掲載が始まりました。 (社員が手作りで入力してますので、ボチボチと、ですが・・・)
当面はこちらの『ブログ』も残しておきますが、いずれ、新『コラム』へ移行します。宜しくごひいきに、お願い申し上げます。
ドクダミ:ドクダミ科 ドクダミ属 多年草
分 布 :全国
花 期 :夏
日陰や湿り気のある場所を好み、宅地、山野を問わず棲息しています。
太い地下茎を伸ばして先々で芽を出し、茎も旺盛に伸ばします。
茎の先に雌しべ1+雄しべ3で出来た小さな花が集まり、十文字に開いた総苞の中央に立ちます。
葉は対生、柄のあるハート形で、外周はやや赤く染まります。
古くから薬草として知られ、山菜のひとつとされます。
また、ドクダミ茶として全国で愛飲されていることは周知のことです。
(芝生地の雑草でお困りの方は こちら)
近年整備された近くの公園。芝生を張った緑地には遊歩道が配置されています。子供と散歩をしていると、植樹や庭石の周りの刈り残しの草に、キキョウの様な花を見つけました。
茎は上方に伸び、数㎝間隔で葉が数枚襟の様に付き、花も咲きます。
キキョウソウ:
キキョウ科。キキョウソウ属。1年草。分布:関東以西。原産地:北米。
草丈:~60㎝。花期:春~夏。花径:約20mm。花弁:5枚。
花が間隔を置いて連なって咲き様子をとらえ「ダンダンギキョウ」と呼びます。
公園の散歩を続けると、同じように咲いていると思った花が少し違う事に気づきました。先ほどの連珠の様に咲いているものと、やや小ぶりで先端の花が咲き、下の花は咲かずに結実するものとが有るようです。
ヒナキキョウソウ:
キキョウ科。キキョウソウ属。1年草。分布:関東以西。原産地:北米。
草丈:~40㎝。花期:春~夏。花径:約15mm。花弁:5枚。
同じ様な色と形で紛らわしいですが、よく見ていると違いもわかります。
公園に行く楽しみも増えた! ???
〔このブログは、東洋グリーン葉身分析をご利用のお客様に7月18日にお送りした『傾向と対策』・『葉身分析Weekly!』を、再構成したものです。 最新の情報に比べて半月~1か月程度のタイムラグが生じていることがあります(・・・・詳しくは、こちら)〕
【葉身分析センターより 2016年7月18日】 目標値「夏」へ・・・危険な兆候、警戒を。
本日(7/18)昼前、気象庁は、九州南部・北部、四国、中国、 近畿、東海が、梅雨明けしたとみられると発表しました。
関東より東ではまだ梅雨明け宣言は出ていませんが、葉身分析値で見ても、ベントの体内はもう「夏」のようです。 葉身分析目標値も『夏』に切り替えます。 フルクタンと鉄の目標値が少し下がります。
今年の梅雨は、関東では空梅雨気味で気温が高めに推移、西日本では大雨で各地で被害が出るなど、「しとしとと雨が降り続く」という梅雨のイメージと異なり、「夏のような」梅雨だったようです。
今年の東京の毎日の気温を見ても、6月9日以降は日最低温度が18℃をコンスタントに上回り、根には厳しい暑さが続いたことがわかります。 さらに6月下旬からは毎日の平均気温と最低気温がほとんど同じ、つまり夜温が下がらない日が続き、ベントには苦しい毎日だったようです。 皆さんのコースのベントの体内状態はいかがでしょう?
葉身分析の全国平均値で見ると、窒素は比較的良くコントロールできている場が多いようですし、フルクタンで見る限りまだ比較的余力を残している場も多いようですが、カリは現時点で猛暑だった2011年に次ぐ低さで、すでに温度による影響が根に出始めているのかもしれません。 梅雨明けで温度が一段と上がると、一気に落ち込む危険もはらんでいます。警戒が必要です。
引き続き葉身中の窒素の厳密なコントロールを続けながら、葉身中のカリウムで根の活性を確認し、サイトカイニン剤などでケアしながら、炭水化物収支の指標であるフルクタンに着目しながら管理を行なってください。 「ベントグリーンを夏越しさせる9つのステップ」は、フルクタンが10程度ある場合は「Step 4」、フルクタンが5を切ってしまっているような場合には「Step 5」をご参照ください。
〔このブログは、東洋グリーン葉身分析をご利用のお客様に6月10日にお送りした『傾向と対策』・『葉身分析Weekly!』を、再構成したものです。 最新の情報に比べて半月~1か月程度のタイムラグが生じていることがあります(・・・・詳しくは、こちら)〕
【葉身分析センターより 2016年6月10日】 梅雨入りです・・・・警戒開始を。
気象庁はこの6月4日に九州~東海地方、6月5日に関東甲信地方が「梅雨入りしたと見られる」と発表しました。
平年より3日早く、昨年より2日遅い梅雨入り宣言です。
ここ数年、梅雨入りがはっきりしない年が多く、今年も梅雨入り宣言後しばらくはそれほど雨は多く無かったのですが、じわじわと温度が上がり、ここ数日は昼も夜も蒸すようになってきました。
ベントグラスの生理にとっての「春」と「梅雨」の違いは、雨や曇りの多さもありますが、夜温の上昇のインパクトも大きいと考えています。 今年の東京の毎日の温度を見ても、じわじわと夜の最低気温が上がってきて、根の適温上限に達しつつあります(下図)。 昼間暑くても夜が涼しければけっこう耐えられるベントですが、夜の温度上昇は根の活性にダイレクトに効いてきます。 いよいよ、苦しい時期の始まりです。 葉身分析の目標値も今日付けで『梅雨』に変更しました。 こちらは去年より二日早い切り替えです。 春に比べフルクタンの目標値は下がりますが、炭水化物の急減少はなんとか避けたい時期です。
例年では梅雨明けは7月20日ごろ。 これからそれまでの間、はじめのうちは「梅雨寒(つゆざむ)」というくらいで、最高気温はそれほど変わりませんが、夜温は上がり続け、根の活性は下がり続けます。 雨のおかげで土壌水分が多めなので乾燥害は出にくく根の活性低下はわかりにくい上に、地上の茎葉部にはまだほぼ適温なので、一見青々と元気そうに見えるベントですが、根の活性低下と共に葉のカリウムは下がり始め、根でのサイトカイニン生産低下に伴い光合成も落ち始めます。 さらに、曇りや雨の日が多いために光合成は下がり、葉は徒長しやすいという、炭水化物収支悪化の危険性もぐっと上がります。
というわけでこの時期は、徒長を防ぐための葉身窒素のコントロールはもちろん、葉身中のカリの値で根の活性を確認し、必要ならば根への本格的なケアを始めて下さい。
特に、小さくて踏圧のかかりやすいグリーン、表面のアンジュレーションの関係で一部に踏圧が集中しやすいグリーン、風通しが悪かったり排水に問題があって表面が過湿になりやすいグリーンについては、注意深く根の色や長さを観察するだけでは無く、普段より細かく葉身分析を行なって、根の活性を確認するのも一手でしょう。
根の活性低下が見られた時の対応や、この時期のその他の管理のポイントは、「ベントグリーンを夏越しさせる9つのステップ」の『STEP3 梅雨』もご参考ください。
いつも、「東洋グリーンブログ」をご訪問頂き、ありがとうございます。
さてこのたび、弊社の公式ホームページがリニューアルしました。 お役にたつ情報を、よりタイムリーにお届けするためのリニューアルです。 ぜひ、ご覧下さい。
東洋グリーン公式ホームページ http://www.toyo-green.com/
この「ブログ」も、いずれは公式ホームページの「コラム」に統合の予定です。 それまで、あとしばらくの間は・・・・
どうぞ引き続き「東洋グリーンブログ」も、ごひいきにお願いします。
半月ほど前、パンジーにツマグロヒョウモンの幼虫がたくさん・・・とお伝えしましたが、それも一時の事でした。
だんだん少なくなってきて、そうです!蛹になっていました。
同じころ生まれた幼虫は、みんな同じころ蛹になったようです。触るとぴくぴく!
でも、それもつかの間、蛹が見えなくなりました。どうやら天敵の鳥に見つかった様です。脱皮殻も無くきれいなものです。カラスなのか? ヒヨドリ? ムクドリ? 推測はできても誰も見ていません。
でもご安心有れ! まだまだパンジーの葉の陰にしっかり残っていました。そんなこんなで2週間。本日元気に飛んでます。ほぼ花の終わったパンジーの葉の裏に産卵です。
周りの草むら(圃場)ではエノコログサの穂が揃ってきました。
(こんな雑草でお困りの時は…こちら)
「散歩だけが仕事じゃない!」
「散歩が仕事」なんてタイトルだから、額面通り、私の事を、ほっつき歩いているとしか思っていない人もいるようだ。でも、他の事もしているのだ。
たまに、現地調査をしている時の事も書いているでしょ?
それ以外もあるのだ。我社で毎年出している「殺菌剤プログラム20●●」。
これが出てから、10年近くが経過。実は私が試験をしていたのだ。
「えっ? それを聴いたら、信用が出来なくなったって?」
普段、いい加減な事を書いていると、すべて嘘っぽく思われてしまう。因果な商売だ。ま、先に進めよう。
試験地も今年で6コース目だ。なんとなくだけれど、どこのグリーンキーパーからも、煙たがられているような気がしないでもない。
試験をすることが迷惑なのか、それとも現場でウロウロしているのが目障りなのか、はたまた私の人間性なのか・・・。
そういった逆風(?)にもめげず、毎年毎年、手を変え品を変え、いや、薬剤を変えながら続けてきた。
システムとしては、前年やったプログラムの中で一番デキの良かったモノを、新「殺菌剤プログラム」としてスタッフの喧喧囂囂ののち発表している。
で、年が変わると、その新しいプログラムを検証。そのプログラムを若干ヴァージョンアップしたものと、さらに2-3種類組んで試験を重ねる。
手前味噌ながら、年々、薬剤が固定化してくる傾向が・・・。
ただ、新しくて効果の高いものが発売されたり、また、製造中止になったりするものがあるので、当然変更はある。
年々微妙に「進化?」していく。
試験区と、試験区外で、病害発生の有無が見られたときは、試験の醍醐味を感じる。
ほぼ10日間隔の撒布なのだが、撒布予定日のあとに雨が降るという予報だと、延期して、雨上がりに撒布していた。
ただ、お天気ばかりはままならず、撒布間隔が狭まったり、空いたりする。
現場でありがちな事とは言え、きちんとしたデータを出すには、極力、定期撒布するべきだろう。
そういうわけで、雨が降るから延期、というのはやめて、撒布予定日が雨なら、前日に撒布という具合に、ほぼ10日の間隔を守るようにした。
すると、プログラムの違いに関係なく、発病が減った。
考えて見れば当然か。
薬剤撒布後、1週間から10日も経つと、菌類は増加しているとみて間違いは無い。
雨が降れば、発病は促進される。
雨で薬剤が流されて効果が薄れ、発病が促されるというわけではない。
薬剤の効果で菌類の絶対量が減っていれば、雨が降ろうが、発病は抑制されると考えて間違いないだろう。
過去2回ほど、撒布後に土砂降りになった事があったが、それで病気がどっと出たと言う結果にはならなかった。予防撒布は伊達じゃないのだ。
コースによっては耐性がついたから、この薬剤は効かないとボヤかれる。
確かにそういう事もあるだろう。ただ、現場の人間によく聴いてみると、倍率重視の撒布で、投下薬量が少ないという事が結構ある。
それでは、薄過ぎるだろう、効果が望めないだろう、という感じ。(殺虫剤なんかで良くある例だ)。
ケチって耐性をつけてしまっては、却って高くつくではないか。
長い目で見て、どうすることが安上がりか考えた方がイイ。
自分の受け持つコースにとって、効果の高い薬剤を組合せ、ギリギリの間隔で撒布して行けば被害も少なく、経費も少なくて済むだろう。
別にうちの殺菌剤プログラムを押し売りしているわけでは無い。このプログラムの概念を利用して貰えばいいのだ。
毎年、いつ頃、どこにどういう病害が発生するかを把握して、それに対応する薬剤を予防で使えばいいと言う事だ。(好みの薬剤を使えばいい。)
それには、コースをよく見ておかねば・・・。
定時出勤、定時退社、台風だと出て来ないというキーパーも、たまにだけど、いたりする。それじゃ、コースが良くなるわけないよね。
何をするにしても、面倒がっていてはしょうがない。日々、観察、観察。
あ、生きたタマムシを久しぶりに見た!
散歩はいい!