葉身分析センターより 【2011年5月3日・その2】 いったい何が・・・? この春の動き出し

さて、前回のこのコーナーでもご紹介しましたが、

今春は葉身分析値の動き出しが鈍く、目標値の「初春」から「春」への切り替えに悩みました。

例年なら根の活性が上がる3月下旬くらいから、葉身のリンやカリウムも上がってくるはずなのですが、今年はなかなか上がらず、結局4月下旬になっても、過去3年間に比べると低いレベル。 窒素も低めで、春の萌芽のスタートダッシュが遅れている感じ。 フルクタンの方は例年は萌芽開始と共に4月上旬には減り始めるのですが、これも4月下旬になって減りはじめ、やっと体内の代謝が盛んになり、新たな組織の形成などに貯蔵養分が使われ始めたことを示しています。

一言でいえば、何か全体に動きが鈍い感じなのです。 

 ちなみに気温の方は、東京では4月中旬まで、去年・おととしに比べて低温傾向。 やはり、これを引きずってるのでしょうか? そして、今後の管理はどうあるべきなのか・・・? 

 データから見る限りは、春の立ち上がりが遅い分、春の更新作業や施肥への反応も鈍かったのではないかと想像できます。 しかし、梅雨入り(例年は6月中旬)までに施肥や更新作業で若く活性の高い新しい芽や茎や根の形成を促しておき、梅雨以降は窒素の暴発を防がないと、夏越しが苦しくなります。(→「ベントグリーンを夏越しさせる8つのステップ」・ステップ2) 芝の反応を見ながら、今から梅雨まで集中的な作業を行なうべきなのかもしれません。 

みなさんの場ではこれから作業にどんな「微調整」をする予定でしょうか? また、ベントの実際の生育はどうなのでしょうか? ぜひ、現場からの声をお寄せ下さい。

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