葉身分析センターより 【2011年8月2日 緊急警戒警報】 

前回(7月10日付)でお知らせしたとおり、不順な今年の葉身分析値ですが、

7月第4週に入って分析値はさらに悪化、フルクタン・カリを追って、ついにリンも急低下、中国・近畿・東海・甲信越・関東でフルクタン平均が5を切り、ゼロのところも続出。
すでに、ベントは根も葉もヘトヘトと思われます。
フルクタンが激減した直後にピシウム様症状が出た場もあります。

昨年、猛暑に襲われた米国ではUSGAグリーンセクションが7月30日に「非常事態宣言」ともいうべき記事を発表しました。 その記事では、米国各地で猛暑によるグリーンの被害が多発しているとして、「扇風機の利用」「ベンティング」「刈高を上げる」「刈り込み回数を減らす」「根に合わせた水管理」「殺菌剤の定期処理頻度を上げる」「通行の制限」など、『守りの管理』を推奨しています。 (詳しくは『ゴルフ場セミナー』誌2010年9月号をご参照ください。)

ベントにとって、わが国の夏はまだあと2ヶ月近く、これから暑さのブリ返しも予想されています。 葉身分析値に衰弱の兆候が出ている場合には、早めに『守りの管理』への移行をお勧めします。

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