芝生と虫の話5・・・シバオサゾウムシ

  

体長 約8mm~10mm、体型は紡錘形。黒色~赤褐色、口吻はゾウ・・の名の通り長く下に曲がっています。約1.5mmほどの楕円形の卵を暖地型芝草の茎に産み、孵化後は地中に出て根を食害します。幼虫、成虫いずれでも越冬するため、餌となる芝生の休眠期である冬の期間を除くと、芝生は一年中この虫の脅威にさらされている事になります。
各地で甚大な被害出しましたが、先輩諸氏の御尽力で近年は大きな被害を見ることは無くなったようです。フルスウィングなどの殺虫剤の登場も助けとなりました。
オサ(織機の部品)=紡錘形という意味らしく、オサムシがその代表。飛ぶ力が弱いということらしく、拡大解釈してもっぱら歩くことが多いとされていました。

シバオサゾウムシが飛んだ 
一昨年、シバオサゾウムシが飛び立っていくのをビデオ撮影し、歩くことばかりではない事が確認出来ました。

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