芽を数えているとグリーンが見える?(その4)

11月
この1年で4回の調査。3回目で少しは何かつかめたかと思ったけれど、そんな甘いものじゃない。かえって混乱してきた。(その1その2その3
今年最後の調査だ。前回は夏バテ(芝も人も)の時期だったけれど、今回は回復しているだろう。

Mゴルフ場 螺旋状に降りていた根はだいぶマシになった。ここはマット気味とは言えいつも良い状態を維持している。でも、お客さんが少ないからなあ。増えたらどうなるんだろう。

Sゴルフ場 芽数が増えていない。震災で修復工事をしたグリーンに合わせて刈高を高めにしたせいかな。分けつが少ない。リンの施用が少ないのも影響しているかもしれない。目砂も少なかったし・・・。

Aゴルフ場 芽数が増えた。でも夏場より根の緊密度が減っている。まあ、ここの床土を考えれば、根が弱ってもしょうがないか。気温が下がってきて、葉の方から回復しているのかな。

Fゴルフ場 芽数は増えたけれど、透水の低下が大きい。コアリングを控えたせいだろうか。これから先どうなって行くか、よく観察しなくては。

Nゴルフ場 更新作業しているのに透水が落ちている。軟らかい。芽数は増えている。夏場に短かった根は随分しっかりしてきた。うーん、判断に苦しむ。私はまだまだ「未熟者」だ。
  

Oゴルフ場 絶好調だな。他のコースと比べて一番良く見える。でも、透水は落ちている。管理の腕か?

Wゴルフ場 夏場と変わらず。つまり挽回できていないってことだ。まずいな。こっちのグリーンは透水と言うより、排水の改善が必要だ。

Kゴルフ場 夏場、根が横を向いていたけれど、かなり素直になったし、目茶苦茶硬かった層も軟らかくなってきた。でも、根が伸びているのはコアリングの穴のところだけだ。表層も、深層も改善しないといけない。先が長い。   
  
Tゴルフ場 根群は夏と同じで貧弱。春先に調べた時は表層の有機物含量がかなり多かった。分解されているのか、それとも根の周囲を腐蝕が取り巻いているのか興味津々だ。年が明けたら、また含量を調べよう。

Rゴルフ場 芽数が減っている。で、茎も随分上がっている。高麗グリーンを使っている間、目砂も少なかったし刈込回数が減った影響がモロだ。コンスタントに刈込まないと品質の維持は保てないって事か。

Gゴルフ場 ここは初めての調査だ。サンプル取った時に床土がいいと思ったけれど、よく見ると10㎝下から砂質が変わっている。これが透水を悪くしている原因かな。根もコアリングしたところだけ伸びている。芽数が少ない上に、茎も上がっている。おまけに茎刈りだ。今までどういう管理をしていたのかなあ。夏場良くなかったらしいけれど、なんとなく想像がつく。これから、しっかり手を掛けて行かねば。

データを解析して、現場で相関が閃くようにならなくては。
時間に追われていたり、腰が痛くなったりして、きついなあと思ってやって来たけれど、今は次の調査が待ち遠しくなっている。随分な変わりようだ。

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