春休みの「じゆうけんきゅう」

最近あちらこちらの講演で
「スズメノカタビラは多年草が増え、カット片に節が付いていれば発根する。未完熟種子とともに雑草侵入・増加の原因になっている。」と話されています。
さっそく身近なスズメノカタビラを取ってきて切り刻み、濡れティッシュを入れたシャーレーの中で様子を見ました。
20日後、約20個のカット片の中で1個が発根していました。多くがカビが生えたり褐変・枯死している中でこの一片は節からの発根、さらに緑の葉が伸びていることも確認しました。
この結果から現場では、刈りかすといっしょにこぼれたスズメノカタビラのカット片は、適度な環境下で発根し、その場に定着することが予想されます。
   
講演された先生は「このことを想定し芝刈り後の刈りかすを回収(掃除)することは、雑草侵入や蔓延の抑制に効果的。」と締めくくられました。

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