〔このブログは、東洋グリーン葉身分析をご利用のお客様に8月31日にお送りした『傾向と対策』・『葉身分析Weekly!』を、再構成したものです〕
【葉身分析センターより 2013年8月31日】 雨対策も忘れずに!
各地で大雨の被害が出ています。 お見舞い申し上げます。
温暖化のせいか、雨の降りかたが変わり、「短時間に大量に降る」(降雨強度が上がる=亜熱帯の 「スコール」的な降りかた)傾向があるように思えます。 また、「5㎜の雨」は大した量に感じないかもしれませんが、同じことを「平米5リットルの水」と表現すると、ちょっとした水の量。 まして50mm以上の大雨、なんて場合には、排水能力が確保されていなければ、土壌はすぐに水浸しになってしまいます。
30℃どころか、25℃でもまだベントには「高温」。 まだ気温が高い状態で土壌が水浸しになれば、根の酸欠→ウェットウィルト、さらに大雨直後に強い日差しで温度が上がれば、ゆで卵のようにタンパク質が変性する「ヤケド」の危険もあります。
グラフ(東京の月別平年値)でもわかるように、9月はその高温と雨の季節です。 そんな中、人間にできることは、「水はけ」=透水=土壌への酸素供給の確保。 「ベントグリーンを夏越しさせる8つのステップ」Step5とStep6もご参照いただいて、確実な対処をお願いします。