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先日、朝のラジオで「今日は啓蟄(けいちつ)」と言っていました。
「おお、もうそんな時期なのか・・・」と思われた方も多かったのではないでしょうか。
ここで言葉の薀蓄を傾けるのは止めて、それらしき話を現場から。

「コウライシバめくったら虫がいっぱいいるんです!白いのと、黒いのが!」

検体
早速標本の調達です。営業マンが届けてくれました。
張り替え準備のために置いておいた芝を持ち上げるとかなりの密度で見つかり、採取には手間取らなかったとのこと。
白っぽいのは目立つし、黒い方も若干動くのですぐわかったようです。

スジキリヨトウ幼虫 コガネムシ幼虫
現物を見るまでは、白はコガネムシの幼虫、黒はスジキリヨトウの越冬幼虫だと思っていましたが、白いのはゾウムシの幼虫。黒いのはガガンボの幼虫でした。
いずれもやや湿り気のある土壌を好み、主に暖地型芝草の茎や根を食害する問題害虫です。
ここにいるガガンボは4月頃、ゾウムシはもう少し遅れて5-6月頃に成虫になるのでしょう。

一般的には「啓蟄は昔の暦の事で、虫なんてまだまだ」と言われることもありますが、自然は私たちの隣で確実な営みを育んでいことを感じました。

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