散歩が仕事 番外編2

今日は、コースの巡回ではなく、調査。
グリーンの透水速度や、硬度を計測する。おまけに芽数だ。
休場日だから、気兼ねなく出来る。
ここのコースは今年の1月に調査に来て、今日で2回目。
雨が降らないハズだったのに、ポツポツと雨滴が・・・。
早い事終わらせなくちゃ。

幸い、すぐに雨もやみ、計測も終わったので次へ。
器具を車に積み込んでいたら、
『出口は何処ですか?(英語)』
とやや頭髪の寂しげな外国人男性が湧いて出てきた。
「?!」

『ここはゴルフ場か?』

英会話らしきものをしたのは3年くらい前に遡る。
八重洲口の地下街で、外国人が
『東京駅はどっちだ?』と聴いてきたので、
「そこを左に曲がって、階段を上に。」と答えただけ。
あの時は、こちらに向かって来て、何か聴いて来そうな雰囲気があったので、心構え?が出来たけど、今回は、まさに不意打ち。
透水速度が何ミリ、水分含量が何%なんてやっていたところだから全く英語モードに入らない。
おまけに、滅多に来ないコースだから、すべての出入り口を把握しているわけではない。こっちも、分からないのだ。

『ゴルファーは?』
「今日、ゴルフ休みあるよ。ど、どこから来たか?」
『ヒルトンから走ってきたら、迷ってしまった。』

確かにジョギングスタイルだ。ヒルトンなんてあったっけ?(経営が変わって名前も)
ここのキーパーに聴こう。携帯に電話。出ない。なぜ出ない。
仕方がない、管理事務所に戻って、誰かに聴こう。
「クルマ乗るある。」

事務所に行くと、丁度ここのスタッフが来た。
「ヒルトンまで、どう行く? こっちの道から行ける?」
「この道の先は川で渡れないし、地元の人でないと分からないよ」
そこに、キーパーが。携帯は充電中だったと。
ヒルトンまでの地図をネットからプリントするよと。ありがたい。
あれ、なかなか出て来ない。え、うまく印刷できないって?
(携帯といい、まったく役に立たないこと・・・ゴメン。)
しょうがない一番分かりやすいルートを教えるしかないか。

で、コース脇の国道まで車に乗せていき、そこで降りて貰って道順を説明(ホテルまで送る余裕は無い)。

「ここ(歩道)まっすぐ行く。7-11見える。そこ、右曲がる。まっすぐ行く。全日空ホテル見える。ヒルトンすぐそば。」
外国人は俺に向かって合掌すると、走って行った。

おかげで、調査は日没ギリギリまでかかった。
教訓は何だ?
・・・平常心でいろ?  ・・・
・・・英会話を勉強しろ?・・・

ま、いいや、こんな事は滅多に無い。そん時はそん時さ。

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