【葉身分析センターより 2016年1月8日 その1】 暖かな日が続いていますが・・・目標値は一応、『冬』に切り替えます

〔このブログは、東洋グリーン葉身分析をご利用のお客様に1月8日にお送りした『傾向と対策』・『葉身分析Weekly!』を、再構成したものです。 最新の情報に比べて半月~1か月程度のタイムラグが生じていることがあります(・・・・詳しくは、こちら)〕

 

【葉身分析センターより 2016年1月8日 その1】 暖かな日が続いていますが・・・目標値は一応、『冬』に切り替えます

前回(12/17)に目標値を『晩秋』に切り替えた後も、関東から西の地域では暖かな日が続いています。 北日本や山の上でも、雪の少ないところが多いようです。

特に、1月4日には北海道と東北北部を除き、晴れて春のような暖かさ。 宮崎市で最高気温20.5°など、山形県から大分県まで37地点で1月の観測史上最高気温を更新したそうです。

東京の毎日の気温を見ても(下図)、12月下旬以降も気温は高く、特に新年が開けた1月3~5日は日平均気温が10℃前後で、平年の12月初旬並みだったことがわかります。

東京の毎日の気温(2015年12月~2016年1月と平年値)

ベントグラスのような寒地型芝草も、冬には休眠に入ります。 暖地型芝草のように葉が枯れるといった見た目の大きな変化は起きませんが、体内ではさまざまな代謝の変化が起こり、過剰な光エネルギーを処分するための鉄や、細胞が凍らないように不凍液の役割をするフルクタンなどの成分が増えたりします。 低温での休眠といっても、単に温度が下がって酵素反応が落ちるというような単純なものではなく、安全に冬を越えるための、さまざまな準備が行なわれるのです。

このような変化は、温度の低下と共に徐々に進み、「低温順化」(順化=慣れる・適応する)と呼ばれます。 じわじわと低温に馴れていく、ということです。 この「低温順化」が進むのは通常は晩秋から冬の初めにかけてで、東京の場合は例年だと12月の中~下旬のころ。 先ほどの温度グラフの平年値を見ると、日平均気温が10°を切って5°近くまで落ちていく頃になります。 言い換えると、この冬は1月になってもまだ、その温度帯を行ったり来たりしていることになります。

降雪のあった地域もありますので、「目標値」の方は一応、本日付けで『冬』に切り替えますが、このような異常な温度変化で、ベントの体内はどうなっているのか・・・・低温順化が進んでいないのか、それとも夜温が下がったり霜が降りたりがシグナルになって一応休眠に入っているのか、さらにこの暖かさでその休眠が解けかけているのか・・・・理屈だけでは、読めません。

現場からの日報を見ていると、まだそれなりに刈草が出ているコースも多いようです。 何面分か集めてでも葉身分析にかけ、フルクタンの蓄積度合いや鉄の上がり方などから、皆さんのコースのベントの「今」の状態をご確認頂きたいと思います。

 

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