芝生と数字 【土壌ガスの話 その1】

ブログ初参加です。よろしくお願いします!今日は土壌中のガス(空気)についてお話したいと思います。

「夏場、土壌が酸欠状態になるとベントグラスが衰退してしまう」という話はよく耳にしますが、さて、実際に芝生地の土壌中の酸素ってどのくらいかご存知ですか?

私が今年8月1日に訪問した埼玉県のAゴルフ場さんではベントグリーンの深さ10cmの位置で酸素濃度が15.3%でした。ちなみに、私たちが普段吸っている大気の酸素濃度は20.9%。人間は酸素濃度が15%以下になると息苦しさを感じ、10%以下では動けなくなり、6%以下では失神してしまうそうです。8月1日のAゴルフ場さんのグリーンは見た目は特に目立った落ち込みはありませんでしたが、ベントグラスの心の声は「ちょっと息苦しいんですけどぉ・・・」ってところでしょうか。
土壌中では植物や微生物の呼吸によって酸素が消費されます。そのため、そこに新鮮な大気が入ってこなければ、土壌中の酸素濃度はだんだん低下してしまうのです。土壌中に新鮮な空気が入っていくためには空隙が必要です。いつも表層土壌が過湿になっていると土壌中の空隙が水で塞がれて土壌換気ができなくなってしまいます。だから夏場のベンティング作業って大事なんですね。我がグループではベンティングのための機械・工法も各種取り揃えておりますので、ぜひホームページのほうにもお立ち寄りください!ちなみに、土壌ガスについては今年10月長野県で行われる日本芝草学会でも研究発表を行う予定ですので、もしご興味があればこちらにもお越しください。

【おまけ】 “人は酸素を吸って、二酸化炭素を吐く”。子供の頃、理科の時間にそう習った私は、「口移しの人工呼吸って大丈夫なの?二酸化炭素を吹き込んじゃダメなんじゃないの?」と疑問を抱いてました。大人になって、人工呼吸は圧をかけて肺に気体を送り込み換気を助けてるんだと解りましたけど(汗)。そんなおバカな私の吐く息の酸素濃度も測ってみました。17.7%でした。意外と高いんですね。これなら、マウス・ツー・マウスでも全く問題ないです(笑)

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