【葉身分析センターより 2015年3月14日】 目標値を『早春』に切り替えます。

 

〔このブログは、東洋グリーン葉身分析をご利用のお客様に3月14日にお送りした『傾向と対策』・『葉身分析Weekly!』を、再構成したものです〕

 

【葉身分析センターより 2015年3月14日】 目標値を『早春』に切り替えます。

ここ数日、関東は晴と曇りと雨(一部で小雪や霰)と、目まぐるしく移り変わる天気。 全国的にも北海道で大雨、九州で雪、各地で大風と、冬の気圧配置が崩れて、春が近づいています。 写真は、ウチの周りでは一番遅咲きの、バス停の梅。 まだ冷たい春雨に濡れて、良い風情です。

梅に雨20150309

葉身分析値の上ではまだ明確な変化は見えていませんが、この天候と、今年の梅・沈丁花の開花などの生物指標も考慮して、この3月14日付で葉身分析目標値を『早春』に切り替えます。 去年・一昨年よりも1~2週間早い切り替えです。

新たな「9つのステップ」で『初春』から名前も変わった新たなStep 1『早春』(・・・『初春』だと年賀状みたいだ、という声にお応えして、名称もちょっと変えました)は、根は動き出したが、葉の生長にはまだ温度が低い、という時期。 葉身分析値の変化としては、葉身のリンやカリウムが上がり始め、フルクタンの緩やかな減少が始まるという、「根の動き出しのサイン」がこの時期の始まりを告げます。 東京で言うと、この変化が起きるのは例年では3月中旬~下旬。 その頃の東京の日最高気温・日最低気温・日平均気温の平年値を見てみると(下図)、この『早春』への切り替え時期は、一日の平均気温が根の適温に入るころに相当しています。

東京の旬別気温(平年値・1-5月)

ちなみにこのあと、葉が本格的に動き始める「Step 2」への切り替えは、例年では4月中旬から5月の初め。 先ほどの温度グラフで見ると、一日の最高温度が茎葉の生育適温に入るころに当たります。 そのころになると窒素過剰がボールの転がりや刈草=炭水化物収奪へ直結するようになり、シビアな窒素コントロールが必要となります。 言い換えれば、その前の「Step 1」は、思い切った施肥ができる時期。 今後やってくる春の本格生長に備えて、ベントグラスを動かしてスタートダッシュを切らせることが、主眼となっています。 それが遅れることが無いように、各コースでも気温やベントの発根・刈草、葉身中のP・K・フルクタンの値も目安に、見極めをお願いします。

この時期の管理のポイントなど、詳しくは弊社ホームページ『ベントグリーンを夏越しさせる9つのステップ』の「STEP 1 早春」をご参照ください。

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